朗読は妻夫木聡。
ほか、オーディブルで聴ける村上作品は、全部芸能人が朗読している。
個人的に声の評価が高いのは、高橋一生。
ちなみに海辺のカフカでは、エッチな話の時でも、もちろん木村佳乃が読むのだが、全然エッチに聴こえなかった。
なんでだろう。
僕の印象として、村上春樹の小説は、非常に静かな小説で、言葉のチョイスが綺麗である。
聴いていて(読んでいて)落ち着く。
特段激しい展開は無いし、長編作品全般において
、常に同じような小説なのだが、落ち着くから好きだ。
大体主人公は本と音楽を愛し、顔は中の中、女にモテる。
男にもモテる。
全てのことに対し、かなりの割合でどっちつかずなのだが、絶対に嫌われない。
他に好きな女がいる、と打ち明けてもモテる。
女達は、一般とは変わった感性、思考の持ち主で、美人。
そしてエッチなことばかり考えている事が多い。
主人公の事が大体好き。
巨乳の子だったり、脚が綺麗な子だったり、太っているけど美人な子だったりする。
良い事もさほど起きないが、悪い事もそれほど起きない。
というか、なんとなく予想がつく。
だから読者を驚かせない。
それが落ち着くのか。
疲れた脳を休ませるには、うってつけの作家だと思う。
今日の処方箋は、作家 村上春樹さんでした。
皆さんの明日が、普通な日でありますように。